皆さんこんにちは。
最近は個人美容室を開業される方も増えてきて、男性も多い傾向にあるようです。そんな僕もひとりで美容室をやっていてかれこれ5年経ちました。
今年で37歳になるので立派なアラフォーにさしかかったわけですが、
最近思うのはこれいつまでできる?という疑問。というか不安。
とはいえ
でも書いていますが、実際5年続けてきてちょっと疲れてきたなというのは感じていて、こうしてブログで発信しながら少し美容師の仕事の割合を減らしたいとは思っています。(美容師の仕事が好きとかそうじゃないとかは別にして個人の仕事のペースの問題です。)
ですが、将来のことなんてわからないですし、やっぱり生涯現役でいくぜ!なんて心変わりの確率もゼロではありません。(今のとこはそこまで考えれないのですが。)
ただこうした不安を抱えながら続けていくのはどうかなと思いますし、
開業している、またはこれからしていく男性美容師さんも心のどこかでは気にしている部分ではあると思います。
では個人美容室の男性オーナーは何歳までできるのか?というのを自分なりに考察してみました。
美容師のピークは40代といわれてる。
そもそも論にはなりますが、美容師に定年自体はありません。しかし、実際のところどこまで続けるられるのか?という問題とは別だと思っています。
もちろん一生続けたいという覚悟や決意は必要になりますが、健康問題やそれぞれの家族の事情などいろいろな要素が絡んでくるとは思います。
そしてよく男性美容師のピークは40〜45歳くらいというのをよく耳にします。
このピークというのは売り上げのピークということです。よく男性美容師の40歳定年説というのもあるくらいでそれだけ40代というのは男性美容師にとって境目になる年代なのでしょう。
そう言われる理由として個人的に考えたのは
①体力がおちる。
個人的には35超えたあたりからかなり体力低下を感じます。
多くの美容師は20歳から無理してる場合も多いので、段々体にガタがきはじめるのかなというのも想像できます。
腰を痛めたり、腱鞘炎になったりもありますし、特に男性は35歳あたりから自律神経がかなり衰えるというのも本で読みましたが、
なんだか前のように調子が上がってこないなどの症状も自律神経の衰えや乱れからくるようです。
こうした体の変化から前のようにがむしゃらに働くというのが厳しいと感じるようになり、仕事のペースを落としていくので売り上げも少しずつ落ちてしまう傾向にはなるかなと考えられます。
②若い世代の新規はとりにくくなる
だんだんと年齢とともに感覚のずれというのは起きてくるかなと思います。
実際やってて思うのはやはり世代間ギャップは感じてきました。
snsで見るような10代20代前半で流行ってるスタイルが良いか?と言われると中には???なものも出てきます。
もちろんなるべく技術の幅としてはあったほうがいいので追える範囲ではやってみたりはしますが、やはり自分が良いと思えないものって中々良いものにならないなと感じます。
また見るところも変わってきます。
自分が20代の頃はやはりデザイン性の派手な髪型や色を好んでいましたが、
この歳になるとそうしたことより髪や頭皮といった素材を守りたい、綺麗にしていきたい、綺麗を保ちたいという意識が強くなりました。
なのでうちのお客様は田舎なのもありますが、40歳以上のナチュラルテイストを好まれるお客様が多いです。
また都市部などでスタッフの多い美容室であれば若い美容師がどんどん台頭してきますから、こうしただんだんと若いお客様に入る機会も減ってくるのではないかと思います。
とまあこうした環境や感覚のズレがでてきてしまうわけですね。
逆にスタイリストになりたての頃はミセス世代の気持ちもスタイルの良さもわからなかったのでここは悪く捉える必要はないのかなと思います。
今の自分だからこそできる仕事というのもあると思うので。
③失客はかならずおきる。
先ほどの続きにはなりますが、
美容師やってる以上どれだけ頑張っても失客はおきます。
若い世代の新規顧客がとりにくくはなるので、その分やはり売り上げには多少影響してくるかなと思います。
もちろんその分自分が得意な層のお客様を獲得していけば問題ないかとは思いますが、客層を絞っていけば分母が減るとその分影響は多少なり出てくるかなと思います。
④モチベーションの低下
ここは人にもよりますが、やはり長いことしてると人間飽きがきます。
こんなこと言うと批判がありそうですが、
飽きるにもいろいろな原因はあるとは思いますが、原因によっては情熱が湧いてこないものに対してはこればっかりは仕方ない部分もあるのかなと思います。
例えばこの切り方でやってみようとか、こんな方法を試してみようなどと新たな刺激を作ってみてもやる気が出なかったり、新たな目標となるものと見つからないとなるとこれは仕方ありません。
当然モチベーションが下がれば売り上げも上げる気力は減ってきてしまいますし、仕事のクオリティ時も下がってしまう恐れがあります。
またこれに関しては良いか悪いかということではなく、
単純に【飽きた】という事実があるだけです。
ただ飽きたことが悪いことではなくそのモチベーションで働くことはあまり精神的にも良くないかなとは思います。
この飽きたということに関してはいろいろ原因があるか言いましたが
- 単純に飽きてしまって情熱がなくなってしまった。
- 目標を達成して燃え尽きてしまった。
- 何も変化がなくマンネリ化してしまっている。
- 疲れがたまっていて慢性的にモチベーションが下がってしまっている。
などが考えられるかなと思っていて、自分が何が原因で飽きていて、どうしていきたいのか?この先美容師を続けていくのかどうか?を考えていく必要がありますね。
個人美容室なら何歳までいける?
ではここまで一般的に男性美容師のピークが40代ということに触れましたが、
男性の個人美容室の場合はどうでしょうか?
ここについては都市部なのか郊外、田舎なのかでも随分話が変わってきますが、
僕が田舎の美容師なので田舎について話していきます。
田舎であれば50代くらいまではいけそう。
僕の勝手な感覚にはなりますが、
今のところは50代くらいまではいけるかなというのが結論です。
何歳までできるのかという一般論ではなく、個人的にその辺までならイメージができるというのが正しい表現かもしれません。
ではなぜそう思うかと言いますと
- 実際に僕の周りでいらっしゃる男性オーナーさんが50歳すぎくらいの方がいる
- 田舎なので若い世代は少なく、顧客の流動も都市部ほど激しくはないのかな
というのが理由です。
また若い美容師さんも田舎には中々帰ってこないので、美容師の数自体も少ないです。
なのでちゃんと正しい方向でやっていれば都市部に比べると失客率自体は少ないかなと感じていて、お客様と一緒に歳を重ねながら続けていくのを再現しやすいのは田舎のほうなのかなと思っています。
そして今のところ考察した結果、特に根拠はないですが僕は55歳あたりまではいけるのではないか?いけるといいなとは思ってます。
ただその先はどうなるかわからない
ただ仮に55歳までできたとしても、
その先はどうなるかわかりません。
僕の中では40代でピークというのは売り上げだけでなく、プレイヤーとしての能力的なピークもその辺だと思ってます。
体力が落ちれば昔のようにお客さんをこなせない可能性の方が高いですし、老眼にもなるでしょうし、感覚もさらに鈍るでしょうから、気付かないうちにクオリティも落ちる可能性だってあります。
そうした可能性から50代まで続けれたとしてもやはり40代をピークに売り上げは下がってくるはずです。
じゃあ価格を上げれば解決か?と言われると、そんなことはなく意味のない値上げは個人的には反対です。ましてやクオリティ下がってるのに値上げなんてのは無しですね。
逆にお客さんも離れていきかねません。
また仮に55までできたとしてその先どうするのか?という問題も出てきます。
そもそも個人事業主なので国民年金なので年金額は少ないですし、最近は需給年齢も引き上げられていますからその空白の何年をどう生きるかという問題にも直面します。(そもそも年金を当てにできない。)
50代は子どもに一番お金がかかる時期に重なる。
しかも僕にもまだ小さい子どもがいますが、
その後が大学に進学となるとちょうどその頃にかかってきますので一番お金がいる時に美容師のピークを過ぎてるわけです。
これが個人的には一番問題です。要はお金ですね。
あれこれと話してはきましたが、とにかく美容師を続けるだけが目的であれば55歳と言わずもっと長くできるかもしれませんが、
家族や生活のためのお金が入ります。
今回この記事を書いてるのも何歳までできるか?というより何歳まで生活を維持できるくらい稼げるか?のニュアンスの方が正しいかもしれません。
開業してる男性美容師の多くは続けるのが目的ではなく稼ぐのが目的のはずなので。(美容師が好きとかどうとかはここでは別の話です。)
なのでこのお金問題を解決するにはそもそも今のうちに大きく稼いで資産を作るか、別で稼ぐ手段をつくっていく必要があるわけです。
ただ今回は都市部ではなく田舎の個人美容室の話なので価格設定にも限度がありますし、個人美容室というビジネスモデル上でも稼げる上限があります。
またこれまでお話したように体力も衰えてくるわけですから、美容師一本というのにも限界があるかなと個人的には感じるわけです。
じゃあどうやって稼いでいくのか?
じゃあどうやって稼いでいくのか?
という話になるのですが、
①人を雇う
美容師で稼いでいくとするならですが、価格を上げていくのに限界があるのであれば、人数をこなしていかないといけません。
なのでまずは一人美容室を脱却して人を雇って売り上げ、利益を伸ばしていく必要があります。
ただ僕もそうですが1人で美容室をやってる方の場合、そもそも1人でのんびりやりたいとか好きなようにやりたいからやってる人も多いとは思います。
なので人を雇うとそれなりの煩わしさもでてきます。
またその美容師にお客様がちゃんとついてくれて売上が上げれるのかという心配もついてきます。美容師という仕事上、人への依存度が高過ぎるのがまた難しいところです。
なのでもしやるなら面貸しや業務委託といった形ならまだありなのかなとおもいます。
②副業
これは僕もこうしてブログ書いてるので既にはじめたわけですが、美容師以外の仕事で副業をしてみるのも良いと思います。
ただ美容師してるととにかく時間がないので在宅でできるものがいいと思います。
web系であればその知識やノウハウも付いてくるので今後もし美容師を辞めた後にも活かせることがあるかもしれません。
ただ、必ず稼げるかはわかりませんし、時間もかかることなのでやるならしっかりやっていくことをオススメします。(本業に支障が出ない範囲で。)
③資産形成
また現在利益が出ている方であれば、余剰資金で資産形成をしていくのもいいと思います。
ニーサなどもいいかもしれませんが、個人事業主であれば小規模共済が節税にもなりますし堅いのでこの辺もオススメですね。
④転職
あとは思い切って転職してしまうかです。
最初は1からになるので給料も下がりますが、美容師以外の仕事でもいいのであれば、思い切って転職するのもいいと思います。
ただ現在が何歳かなどにもよりますし、この記事を読んでる方だと30オーバーの方も多いと思いますので色々制限はでてくるかもしれませんが。
ですが、このまま不安を抱えるままみないふりをして美容師を続けていてもどうかなとは思いますし、
先ほども触れましたが、仮に55まで続けられたとしてそのあとはどうするかという問題も結局でてきます。
いまでは定年の年齢も上がってきてるので仮に今40歳としても30年近くは働こうと思えば働けることになりますので、それならば仮に美容師を55歳まで続けた場合と比較するとその先の心配は減らせるかもしれません。(自分はそんな働きたくないのが本心ですが。)
また既に開業している方なら借入などがあるうちはやめれないとは思うので、仕事しながら資格を取ったり、別で副業しながら収入の柱を作っておくと転職しやすくなるかなと思います。
35歳以上の男性美容師が辞めたくなった時の話。
まとめ
とまあ対策としては現実問題、宝くじでも当たらない限りこうしたことをやっていくのが良いかと思います。
ちなみに①〜④どれかではなく色々組み合わせながら収入を増やしたり、資産形成していくと良いと思います。
ちなみに僕もブログの収入の柱にしながら小規模共済やニーサを利用して資産形成はしていきたいですし、もしかしたら面貸しもしていくかもしれません。
こうした積み重ねが結果につながると思いますので不安に思う方は僕と一緒に頑張っていきましょう。
ありがとうございました。
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